将正洋画日和

素人の映画探求記

【サラマンダー】人間がとても哀れで面白い 感想 あらすじ ネタバレ

 

 

夏の暑さもちょーっとだけマシになってきましたかな。

読者の皆様いつもありがとうございます。

 

今回は

 

 

サラマンダー [Blu-ray]

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サラマンダー。

火を噴くドラゴン?かっこいいではないか!

と思い借りてみました。

 

 

 

あらすじ

 

主人公クインは少年時代、地中に潜んでいた竜に母親を殺されてしまった。

西暦2020年、大人になったクインは砦の地下に洞窟を作り他の生存者と共に竜に怯えながら生活をしていた。だがある日、米国から義勇軍と言われる者達が現れる。

 

 

感想

 

禁煙中だとか言っている12歳のクインにはびっくりさせられました。

 

色々突っ込みどころは多い。というか竜がどうとかより、人間達の方が観ていて面白かったです。

パニック映画として見るには度肝抜かれたシーンもありました。

 

そしてマシュー・マコノヒーがマジで誰か分からなかった...。

普通にくるくるヘア探してたんじゃ駄目でしたね。

でも「インターステラー」や「コンタクト」で見るのとはまた違う顔でこれはカッコいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竜が火を噴く瞬間※これよりネタバレ

 

凶悪な見た目ですね。

 

デザインはとても良いのですが、火を噴く瞬間が少しショボいかな?と。

 

竜といえば「ホビット」のスマウグ様が記憶に残っておりますが、あちらは結構明るい印象というか荘厳というか凶悪さは余り感じられない竜でした。喋りますし。ただ火を噴く瞬間CGっぽさは感じるものの、スマウグ様の方が豪快で勢いがあるような。町全体を火で飲み込めるよう旋回しながら噴くという、非常に動きのある竜でした。

 

一方【サラマンダー】に出て来る竜は凶悪で凶暴。人を焼いて食う竜です。しかも超繁殖してます。知性なんてあったもんじゃなく、野生みがあります。

しかし火を噴く瞬間はガスバーナーのように感じてしまい、恐怖感は余り感じなく...。飛んでいる姿も遠いアングルが多かったり、ほぼ直進か向かってくるシーンが多かったので動きが感じられなかったです。体が重たいような、血を満腹に吸った蚊みたい。でかい図体なのでこっちが仮設上近い動きなのだとは思いますが、将正はスマウグ様派ですね。スピード感が大好きです。

 

あと、登場シーンがもっと欲しかったなぁ。出来れば見やすく。

撮影現場で感染症が発生したみたいなので多くのシーンを断念したそうなのですが、非常に残念。

 

サラマンダー (映画) - Wikipedia参照

 

 

 

ヒューマンドラマが色濃い

 

個人的に竜がどうとかより面白かった人間達の仲の悪さよ。

 

将正はもしかしたら意見の食い違いなどが多発してぐちゃぐちゃで纏まっていない人間達を見物するのが大好きなのかもしれない...。

 

 

ケツの拭き合い、罪のなすり付け合いが目立つような。この映画はパニック映画に分類されるみたいなのだけども本来生存者が生存者を探し、団結して生き残ろうと悪戦苦闘する映画...と思っていた将正には衝撃でした。

 

クインが取り仕切る砦にヴァン・ザンがやってきた時、将正は救済しに来た人達だと思ったのですが...なんと略奪者呼び。

そして団結というものはもちろん欠片も無く、両者は睨み合い、信用はゼロ。クインは渋々砦に入る事を許可しますが、仲間内で彼を攻め始める者が多数現れる。

 

同じ過酷な世界を生き抜いてきた生存者、と言うよりお互いただの余所者なのでしょう。

人間と竜、以前に人間と人間が共存出来ないというのに対し、なんて哀れな世界なのだろうと思いました。

 

そこで面白いと思ったのは、鑑賞する側から見てどちらの味方にもなれると言う事です。

 

子供達を匿い地中で隠れながら生活し、竜の飢えを待つと言うクイン。

 

竜を倒し、人間が反撃するべきだと言うヴァン・ザン。

 

将正はもちろんクイン派でした。

避難のようものですからね。子供達もいますし。飢えるまでにどれだけ時間が掛かるか分からないけれど、なんとかその中でも子孫繁栄はしているし。もののけ姫のおトキさんも言ってましたもんね「生きてりゃなんとかなる」と。

無難と言える方法ですが、こう考える方が多いのではないかと思っています。

 

ヴァン・ザンが実際に竜を目の前で倒して見せましたが、あれだけのチームワークと体力が必要なのに何百頭何千頭いるか分からない竜を倒すのには無理があると思う。しかも3人の犠牲を出しましたが竜を全部倒す頃には全滅している事でしょう。名誉ある死を望む事は結構だが全滅してしまっては元も子もない。

生きてりゃなんとかなります。

 

 

でも、クイン達からしてみればヴァン・ザン達は竜を倒してくれる英雄のように思えるかもしれないしヴァン・ザン達からすればクイン達はただの臆病者だと思えるのかも。

 

随分スケールを小さくしますが例えるならば、

しつこいストーカーが居て家の中でびくびくして身を隠すか、怒鳴りに言って追い払うかの違いのようなもの。隠れてれば安全だけどストーカーは止まらない。怒鳴りに言って追い払えるかもしれないが下手すれば事件がエスカレートする可能性もある。

 

死を覚悟して敵に立ち向かうか、身を隠して安全になる日を待つか。どちらも賛成出来ないし否定も出来ない。

 

最終的に1匹のみ存在するオスを倒して繁殖を止める方向に落ち着いたが、この人間達の醜い争いが見ていてとても楽しかった。

 

将正はもしや冷たいのかなー。

 

 

突っ込みどころも

 

核でも倒せない竜が口の中に爆薬を付けた矢を放つ事で倒せるという。しかもそのまま墜落して即死。

巨大な図体からすれば人間の放つ矢なんて爪楊枝くらい小さな物だろうに。1000℃の火を噴く竜に対して人間の作った爆薬が効くのかどうか。

 

ヴァン・ザンが砦で倒した竜の体の中から卵が...。

潰してしまうのか、もしや孵化させ人間の手で育てあげ戦力強化に繋げたりとかあらゆる思考が頭をよぎりましたがそれ以降この卵は出てきませんでした。メスの体の中にあった時点で有精卵ではないので温めても産まれてこないようですがね。(竜は一夫多妻で魚のようにメスが卵を産み付け、そこにオスが現れて受精し孵化する)ここは少しくらい掘り下げるべき所なのではないか。

 

ロンドンにて。クインが「奴らは空からしか見ていない」と言っていたがあんたら今ヘリコプターで空飛んで来たんでしょうがァァァ!!

ロンドンの荒廃した町では数百の竜が飛び交っていましたがヘリコプターでの移動は何故か安全なよう。ヴァン・ザン達が砦にやってきた時もヘリコプターと戦車でやってきていましたが、上空でヘリコプターがやられて地上の戦車隊は気付かず...という事は無いのでしょうか。

 

ていうか、燃料はどこで仕入れてんのさ。

 

 

 

まとめ

 

突っ込みどころ多し哀れな人間多しでなんだか破茶滅茶な映画でしたが、期待はそこそこ程度に構えて観るのが良いでしょう。

パッケージに期待値を上げるような事が書いてありましたが将正は最初から余り期待はしてなかったので楽しめました。

 

学ぶ事は何も無い暇つぶしにはちょうど良い映画。

 

主役のクリスチャン・ベイルと主役級の活躍を見せたマシュー・マコノヒーの演技が素晴らしい。

睨み合いは鬼気迫るものがありました。

是非他の映画でまたこのような演技をしている2人を観たい。

 

以上【サラマンダー】の感想でした。