将正洋画日和

素人の映画探求記

【ファースト・コンタクト】感想 あらすじ 考察 ネタバレ

 

 

こんにちは。

 

既に夏バテしてます...。

 

今回はこちら

 

 

 

探してたんですよ。

普段新作コーナーを見る事が無かったので盲点でした。

別にケチな訳ではありません。笑

値段で期待のハードルが高くなってしまうのがね...。

あ、それがケチというものか。

 

 

 

 

あらすじ

 

宇宙ステーション付近で作業をしていたジム・マルセル飛行士が突如出現したワームホールのような物体が放つ光に包まれて姿を消した。その物体は"ヴォイド"と名付けられ、その"ヴォイド"から生命体と思われる信号を受信。探査に踏み入ろうとするが、宇宙飛行士を送るのはあまりにも危険だという事で代わりに送られたのは"ヒューマン2.0"という政府非公認の人口体だった。

 

 

 

感想

 

かなりぶっ飛んだ内容...。

面白いかどうかは人それぞれ。

観る人によって捉え方が変わるというのを大いに感じます。

どこに視点を置くかがポイントになるかも?

私は出演者の人間性に注視し、少し気付いた事がありました。ネタバレ詳細にて。

 

「コンタクト」「メッセージ」の中間あたりのような感じ。

 

 

 

この作品の良かった点

 

ドキュメンタリー

 

この映画は字幕版のみ!

という事で理解が出来るか心配だったけどドキュメンタリー形式で分かりやすかったので良かったです。

(いつも最初は吹替版を観てその後に字幕版を観てる)

 

「私たちは間違っていた」から始まるってなんかカッコいい。

 

インタビューのシーンの方が多いようですが、それは低予算だからと自分の中で割り切る事にしました。

 

 

この作品の残念だった点&ツッコミどころ

 

映像美は無い

 

宇宙映画に評価をつける場合に重視される点の1つ、映像美

ですがこの作品にはそれが全くと言っていい程無い!まぁ、そんなに期待もしてなかったけどさ。

 

宇宙空間の映像はあるのですが、全て地球へ送られたモニター越しの映像です。しかも距離の遠さを演出する為かモヤモヤしててとても観にくい。しかも青い光が多くて目が痛くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品の良かった点・考察(ネタバレ詳細)

 

 

良かった点にするか残念だった点にするか非常に迷いましたがこちらにします。

この映画は出演者の人間の宇宙に対する欲求がとても強く描かれている映画だと思います。

 

その欲求は人命よりも優先されている。

殺人的で、自己中心的。

嫌悪に感じる人も居るのでは無いでしょうか。

 

今回はその事の考察(みたいなもの)も含めようと思います。

 

"ヒューマン2.0"

 

人口的に作られた人間。謂わばサイボーグです。普通のサイボーグと違う所は、人間の脳を移植する事。

脳以外は機械で作られています。

政府にはもちろん認められておらず、国防が機密プロジェクトとしてこの"ヒューマン2.0"を作っていました。

 

「攻殻機動隊」が頭をよぎりました。と言ってもアニメは知らなくて実写版の「ゴースト・イン・ザ・シェル」しか知らないのですが、確かあれも脳の移植。ただあれは人間のような肌もあるし服も着れる。

この"ヒューマン2.0"は目の周り以外は全てロボットのような体をしています。それが裸体なので服を着る事も出来ません。

 

好きな人は好きそうです。ここを視点とするならばまた違う見方が出来ると思います。

 

 

"ヒューマン2.0"の起用

 

人間の脳が移植される事で使用出来る"ヒューマン2.0"。

それを使用する事になった理由は、"ヴォイド"の内部では人間は生きていられないと推測されたからです。

地球の上空に謎の黒い球体が出現したのも、"ヴォイド"が原因とされ、「スペース・エージェンシー」は謎の究明の為、探査をしなければなりません。ですが生命体であるという信号が受信されており、世界初の地球外生命体の発見に人間ではなくロボットが行くとなればファーストコンタクトとしては成り立たない。

そこで人間の脳を格納したロボット"ヒューマン2.0"が起用されました。

 

でも、果たして"ヒューマン2.0"となった人間は生きていると言えるのでしょうか?意識はあっても無くてもその人は地球上に"脳"しか存在していない事になると思います。

 

人間では自殺行為になる為、"ヒューマン2.0"を使う。

本当に自殺になる前に人殺してるじゃん。

って思っちゃうんですよ。

 

 

ヤコブ教授の発言

 

映画を見ていてとても気になる発言がありました。

宇宙物理学者のヤコブ・ブルキエム教授の「人間をヴォイドに送るのは自殺行為だ」というセリフ。

 

これ聞いて、は?と思いました。

「自殺行為」ではなく、「殺人行為」じゃない?と。

「人間がヴォイドに入るのは自殺行為だ」なら分かるんですよ。

でもこの発言は人間を送った者の自殺行為だととれるんです。

ただの言葉的なミスかと思ったのですが、どうやら違うっぽい?

 

ここから分かる事は

人間がヴォイドに入ると死んでしまう

という事より

人間をヴォイドに送ると危険、という事を分かりながら送った我々の社会的地位が危ない

という事を言っているのではないかと思う訳です。

 

スペース・エージェンシーの自殺行為という事。

 

生きて帰って来れないだのスパゲッティになるだの抜かしてますが、本当に心配なのは自分たち、という事が分かります。

 

 

カール・ロバーツが選ばれた理由

 

"ヒューマン2.0"となる候補者達の面談が開かれますが、この面談を聞いてカール・ロバーツ絶対選ばれないと思いました。

彼は足が不自由で車椅子で生活しています。

 

彼の面談を見ていると、「歩けるようになりたいから」、「歩けるようになるという夢を叶えてくれるから」と言っているようにしか聞こえないからです。この後に出てきた女性も、「癌に侵されている体を取り替えたい」と。

 

いやいや、ただ「体を機械に入れ替えたい人」を募集している訳じゃないのよ。

 

他の人は「自分の能力を生かせる」「未来への進歩のチャンス」だと、"ヴォイド"の探査への意向をきちんと示してるのに。

ちなみに私は黒人のGRANT OBOLEという人が選ばれるんじゃないかなーと思ってました。(英語の発音がわかりません)涙を浮かべながら「恐怖もあります。でもチャンスだ。」と言っていた人です。あの面談には心を打たれました。

 

 

 

でも、私の思いと反して選ばれたのはカール・ロバーツ。またここでは?となりました。

 

「彼に足を与えよう!」とスペース・エージェンシーが思ったのか。だとしてもそんな事で選んでいい事なの?と私は思いました。

 

でもどうやらそれも違うっぽい。

認知能力が高いからだのなんだの言ってたけど、ただ単に彼に人間としての伸びしろが無いと感じたからではないのか?と思います。

 

だとすると選んだ理由が分かります。人命よりも自分の会社を心配する人達なんだもの。

その後、カール・ロバーツの"ヒューマン2.0"化は失敗に終わり、即座に次の候補者を探すような人達です。

 

探査に急ぐのもいいが、人の命そんな簡単に扱っていいの?と思う訳です。

カール・ロバーツを選んだ理由、失敗後即座に次に移る理由、この2つがそれで繋がります。

 

 

被害者はジェシカ

 

この作品中で最もな被害者はジェシカです。彼女は最初、"ヒューマン2.0"化の候補者達を見て、「私には無理」と話していました。

 

だがカール・ロバーツが失敗に終わり、次は別の選考方法をとります。それは月や火星からとれたサンプルの酵素と適合された者から選ぶという方法です。(この辺話がややこしい)

 

これ、言わば指名制ですよね。

指名した訳では無いにしろ、ほぼ強要してる。

 

ジェシカの他に2人いましたが、"ヴォイド"の事について1番知識を持っているのは彼女だった為、決定されました。

 

スペース・エージェンシーはブラック企業通り越して闇企業ですね。これ以上の言葉があるなら教えてほしい。ゴキブリ企業とか?笑

これ決定した後、ジェシカはスペース・エージェンシーの代表ジリアンに対して「あなたは私以上に悩んだはず」と...。

いやいや悩むのはジェシカだけで充分。ジリアンは探査以外何も考えてない。親友が"脳"だけになろうがならまいが関係ない。探査をしてくれるのであれば誰でも良いという最悪な社長ですよ。

 

ジリアンの暗示により、ジェシカは決断する事になった...。と私は考えています。

 

そして第2の地球アース2への偵察隊として"ヒューマン2.0"が何人も...。これをただ亡霊と呼ぶか未来への躍進ととるか、視聴者によって変わると思います。

 

 

スペース・エージェンシーの人達

 

結局は皆、史上初の地球外生命体の可能性を発見して浮足立ってたのではないでしょうか。

 

早く探査をしなければ

使える物は使って、とりあえず探査を進めろ!

 

そして政府非公認のプロジェクトにまで手を出した。

 

上手い方に転んだから良かったかもしれないけど、現実世界だったら完全に会社はレッドカード。

アース2が出来た後は政府にも認められたのでしょうか。そこも認めていいの?と思うけど。

政府も浮足立っちゃったのかも。

 

 

 

この作品の残念だった点&ツッコミどころ(ネタバレ詳細)

 

 

ファーストコンタクト

 

"ヒューマン2.0"を使った理由が

ファーストコンタクトに人類が行かないのは疑問が生じる

という事からでした。

地球は"人間の脳を格納したロボット"を使い、ファーストコンタクトに臨んだ訳ですが、ジェシカが"ヴォイド"の向こう側で会ったのは最初に亡くなったとされていたジム・マルセル宇宙飛行士。

 

え、地元民じゃん。

 

それともあの黒いモヤモヤなのが地球外生命体なのか...。

 

軽くツッコミ入れました。

 

 

悲しかったのは...

 

地球にデブリが降ってきたシーン。

"ヴォイド"の向こう側の生命体が設置したであろう地球の上空に浮かぶ黒い球体は地球をデブリから守る盾だった。

 

このシーン、とっても壮大で素晴らしい。

視覚的には

 

曲はとても良いと思ったのですが、流れてくるのはこのシーンの後半。この曲をもっと早くから流すか、爆発音とか加えてくれればもっと壮大なシーンだと感じたはず。

 

非常にもったいないと感じました。

 

 

 

まとめ

 

この人達の性格というかなんていうか、人間的な欲求の本能?にはすごい考えさせられました。観た後の方が楽しめる作品かもしれないです。じわじわと。

 

ただやはり現実世界でいう社会的立場を考えると相当ヤバイので、好きな人嫌いな人は分かれる作品です。

 

意図的な犠牲をつくり、宇宙探査に行く

 

捉え方は人それぞれ。

 

以上「ファースト・コンタクト」の感想でした。